楽天チョイス

「無有の薪」が楽天チョイスに登録されました。インターネットでの買い物をするの簡単で楽しい。楽天のプライム会員になっているほどだ。プリンターのインクも翌日に届いたり、送料無料の商品があったりでお得感があります。でも、売るとなったら大変難しい。HPからは忘れたころに1箱2箱。、という意感じですが、ふるさとチョイスではそこそこ売れています。今回はさらにマーケットの大きい楽天チョイスに掲載されたので、爆発的に売れるかもしれない(笑い)。特筆すべき地場産品として総務省から表彰されるかもしれない・・・・
 お求め(みなかみ町へのふるさと納税)は下記から
https://item.rakuten.co.jp/f104493-minakami/10000053/

給湯もできる薪ストーブの話

新潟は鉄の加工を得意としている地域なので、優れたストーブメーカーがある。ペレットストーブのさいかい産業・ストーブのホンマ製作所は弊社の取引先だ。今日、新発田市の東新林業に薪ストーブで給湯(床暖房も)もできるストーブを見学に行ってきた。以前からナンデ無いのかと思っていた製品だ。12年前から商品化されていたとの説明だから、情報がなかっただけだ。当然のことだが商品化までには長い期間と多くの失敗があったらしい。タンクが乗っていて大きく感じるが、ガラス面が広いので炎が美しく見える。

製材の端材や大鋸屑を利用したブリケットやペレットも作っている。ペレットの製造過程は群馬県上野村、チップは岩手県紫波町で見学したので残すはブリケットのみだった。イタリア製の製造機械が2台設置されていた。工場を案内してくれた担当者は、メーカーからイタリアのピザはブリケットで焼くと説明されたけど本当かどうかわからない、と笑っていた。
給湯できるのは、オーロラアクアの商品名でコーナー設置型とスタンダードモデルの2機種。写真はモデルハウスに設置されたいるコーナー設置型だ。給湯に関しては4~5分流していても暖かいお湯が出続けていた。洗い物には40°もの高温は必要ないので、省エネ製品としても優れていると評価できる。このような製品を地域の資本が作っていることが素晴らしい。快晴の一日を往復の車中で6時間使ってしまったけど、有意義な一日だった。

みなかみ地域エネルギー推進協議会のこと

 みなかみ地域エネルギー推進協議会が、2013年9月25日設立された。町外からの出席者も含めて、60名を超える設立総会となり関心の高さ示した。会長には社会福祉協議会長を選出して、町との関係に配慮した体制になった。発電所はみなかみ町新治地区に建設を予定しているが、同地区の町議6人中4人が会員になっている。金融機関も2行、郵便局2局を含め地元全社加入してくれた。

 一人の局長の言葉がうれしい。「やろうとしていることはいいことだと思うし、河合さんは間違ったことをしないから」参加しますよ・・・。信頼イコール顔の見える関係と言うのだろう。
 環境問題や自然保護などの活動の場では、主催団体が違っていても参加者はいつも同じということが体験としてある。けれど今回は、あんな人こんな人もと意外な参加者が多数見受けられた。広がりの可能性を感じる。「反対だけじゃだめだよね、こういう風に対案を示さなければ」と言って参加した女性は、「声なき民」が声を上げ始めたと言えるのかも知れない。
 記念シンポジウムは、北海道下川町環境未来都市推進グループリーダの仲埜公平氏が「しもかわ森林バイオマス産業戦略~森林のぬくもりが未来のしごとを育む~」のテーマで講演した。参加者の熱心な質問や議論が醸し出す雰囲気は、一年半前の「エネルギーから経済を考える経会者ネットワーク会議」設立総会を思い出させた。「りゅういき」が目指す方向を示唆した運命的な人物、竹林さんと出逢った場所だ。今年1月25日に全国から140名も参加して開かれた「バイオマス発電事業化促進フォーラム」(市民キャビネット農都部会、バイオマス発電事業化促進ワーキンググループ主催)の実現にも尽力した竹林さんが示した方向は「コージェネ(電熱併給)と小さなシステム」だ。熱利用が利益の分岐点になると教えてくれたのだ。
 下川町での取り組みは木質ボイラー導入によるエネルギー転換が一つの柱で、ここでも熱が主役だ。先日NHKテレビで放映され反響を呼んだ新潟市の「さいかい産業」の取り組みは、ペレットストーブの普及が地域経済の発展に大きく貢献していることを教えてくれた。また、開発隊長の肩書の古川取締役は、一般家庭のエネルギーは熱で3分の2は賄えるので原発も不要になるのだと筆者に直接話してくれた。
今月25日~26日の日程で行われる「バイオマスツアー真庭」に参加予定だが、ペレットの製造やの農業施設でのペレットボイラー利用など、みなかみでのお手本になるような視察先が組み込まれているのでとても楽しみだ。筆者の本業は建築なので、木材のカスケード利用を実践している銘建工業や、勝山町並み保存地区もツアーに入っているのもうれしい。(20140415河合純男)「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」メルマガ2月号掲載記事
(20190411加筆)