給湯もできる薪ストーブの話

新潟は鉄の加工を得意としている地域なので、優れたストーブメーカーがある。ペレットストーブのさいかい産業・ストーブのホンマ製作所は弊社の取引先だ。今日、新発田市の東新林業に薪ストーブで給湯(床暖房も)もできるストーブを見学に行ってきた。以前からナンデ無いのかと思っていた製品だ。12年前から商品化されていたとの説明だから、情報がなかっただけだ。当然のことだが商品化までには長い期間と多くの失敗があったらしい。タンクが乗っていて大きく感じるが、ガラス面が広いので炎が美しく見える。

製材の端材や大鋸屑を利用したブリケットやペレットも作っている。ペレットの製造過程は群馬県上野村、チップは岩手県紫波町で見学したので残すはブリケットのみだった。イタリア製の製造機械が2台設置されていた。工場を案内してくれた担当者は、メーカーからイタリアのピザはブリケットで焼くと説明されたけど本当かどうかわからない、と笑っていた。
給湯できるのは、オーロラアクアの商品名でコーナー設置型とスタンダードモデルの2機種。写真はモデルハウスに設置されたいるコーナー設置型だ。給湯に関しては4~5分流していても暖かいお湯が出続けていた。洗い物には40°もの高温は必要ないので、省エネ製品としても優れていると評価できる。このような製品を地域の資本が作っていることが素晴らしい。快晴の一日を往復の車中で6時間使ってしまったけど、有意義な一日だった。